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ヒヌマイトトンボ生息調査の結果

 

実施日時;2018年7月15日(日) 09時00分~12時00分

集合場所;松川浦環境公園

参 加者;16名 (講師1名、会員6名、一般10名)

 

【調査概要】

環境公園の駐車場で、宗さん(会員)の挨拶のあと、講師を務める三田村先生から調査場所とヒヌマイトトンボの特徴などを説明して頂き、最初の調査場所に移動した。

最初に大森山北側湿地のヨシ原を調査することとし、近くの駐車場(JAふくしま未来 ふれあい旬のひろばの駐車場)に移動し、胴長を着装するなど調査準備を整えた。ヨシ原に入り約1時間調査したが残念ながら、この地点でのヒヌマイトトンボは発見されなかった。震災直後に比べクロベンケイガニは数が増えてきたようだ。

次に、ホテル飛天の西側(和田字中迫)の湿地に移動し調査した。湿地の一部は土盛りされており、以前に比べ湿地面積が縮小していた。ここで約40分間調査したが、ヒヌマイトトンボの生息は確認されなかった。

次に、和田字下柴迫の湿地に移動して約30分間調査した。シオカラトンボ、ショウジョウトンボなどが飛翔していたが、残念ながらここでもヒヌマイトトンボの生息は確認できなかった。

小泉川河口の排水機場周辺の調査も考えられたが、排水機場付近にあった湿地のほとんどが田圃になっているため、調査しなかった。

環境公園に戻り、会員の方が持参した冷水やバナナなどを頂きながら約30分間、今日の結果などについて話し合った。

話し合いの中で、三田村先生から「震災から8年が過ぎたが、残念ながらヒヌマイトトンボの生息が確認されない。調査は今後も続けていきたいが、今日の参加者で実際にヒヌマイトトンボを見たことのある人は少ないと思う。次回は実際にヒヌマイトトンボを見に行くのも良いのではないか。震災後にヒヌマイトトンボが生き残った北上川のヨシ原に行って、実際に目で確かめて見るのも良いと思う。是非検討していただきたい。」との提案があった。 

1230分解散。暑い中、調査に参加された皆様、お疲れ様でした。

文責:渡辺(文)





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【参加者への調査の説明(中央奥が三田村先生)】



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【説明を聞く参加者】



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【JAふくしま未来の駐車場】



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【大森山北側湿地のヨシ原で調査】



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【クロベンケイガニ】



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【飛天西側の湿地で調査】



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【下柴迫湿地での調査/お疲れ様でした】