2019年3月の行事報告
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- はぜっ子倶楽部の活動記録
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【ウシガエル駆除活動報告講演】
東日本大震災後の2015(平成27)年、松川浦の池にウシガエルの生息が発見されました。外来種のウシガエルは大食で、在来種の水生昆虫やトンボの幼虫などを餌にしているため、ウシガエルを駆除しようと福島虫の会の三田村先生が立ち上がりました。
松川浦の自然を守る活動をしている「はぜっ子倶楽部」は2016年の駆除作業開始時からこの活動に協力しています。
三田村先生には、昨年2月の報告会に続き今年も過去3年間のデータを基に駆除活動状況を講演いただきました。
講演会は3月3日(日)13時30分から、はまなす館(相馬市総合福祉センター)2階会議室で開催されました。
今回は、先生の講演の他に、ウシガエル駆除活動に参加している小中学生や会員の昆虫標本、作文や絵の授賞作品の発表もありました。
三田村先生の報告により、罠に入るウシガエルは極端に減っており、水生昆虫は少しずつ増えていることがわかりました。
また、今年も4月から罠かけが始まります。ご興味のある方はどうぞ活動にご参加ください。
〔講演資料〕
〔駆除作戦〕
〔ウシガエル生息調査地点〕
〔捕獲数の年次変化〕
〔水生昆虫〕

〔マツモムシの年次変化〕
〔ウシガエル駆除とマツモムシ個体数の推移〕

〔コオイムシの年次変化〕

〔ウシガエル駆除とコオイムシ個体数の推移〕 (右下は2018年)

〔マツモムシ発生数の年次変化〕

〔コオイムシ発生数の年次変化〕

〔ウシガエル駆除の効果〕

〔2019年の調査予定〕