野鳥観察会報告

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19日9時に宇多川河口に集合、晴れた青空でしたが冷たい北西風が強く、バードウオッチングとしてはあまり条件の良い状態ではありませんでした。そんな中8名の会員が双眼鏡やスコープを携え参加し、河口から浦にかけ数百から千羽ほどのカモ・シギ・クイナの仲間の群れが餌をとる姿などを見ることができました。

会員で日本野鳥の会相双支部長の白瀬さんから手作りの「松川浦野鳥観察ガイド」をいただき、鳥の名前を確認しながら観察をしました。
身体が冷えてきたので9時40分頃に手ノ沢溜池に移動しました。池にはオオバンやカモ類はいましたが、期待した白鳥の姿はなく日当たりの良い場所で「はぜっ子カフェ」で身体を温めて10時30分に解散しました。

観察日時:11月19日(日)9:00~10:30
観察場所:松川浦、宇多川河口、手ノ沢溜池

松川浦野鳥観察ガイドはこちらからご覧ください。
【松川浦野鳥観察ガイド PDFファイル】


寒風にも負けず野鳥観察
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横一列で野鳥観察
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水鳥の集団行動
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水鳥のおしゃべり
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はぜっ子カフェ
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松川浦「希望の森」の草刈

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平成29年10月14日(土)小雨降る中、松川浦「希望の森」の草刈を行った。
はぜっ子倶楽部会員11名と希望の森で植生調査研究をしている福島大学黒沢研究室の2名が参加した。福島大学の曲渕(まぶち)さんの指導のもと、イガカヤツリなどの在来植物は抜かずに残し、セイタカアワダチソウなどの侵略的な外来植物は可能な限り駆除した。
9時から11時まで除草作業をし、その後テントの中で休憩しながら曲渕さんの研究成果を発表していただいた。

希望の森の草刈風景(白線の枠内は曲渕さん達の調査範囲)
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新妻代表も大活躍
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希望の森の現況
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楽しい時間の始まり
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曲渕さんと研究成果
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楽しい時間
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宇多川源流探検!

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9月16日(土)松川浦に流れ込む宇多川の源流を探検した。
宇多川源流の霊山は浜通りと中通りの分水嶺、美しい自然と歴史ロマンあふれる山で、太平記の悲劇のヒーロー北畠顕家とその一族などに思いをめぐらせ曇り空の中、平均年齢の高い老若男女16名がのんびりと約3時間、渓流のせせらぎに耳を傾けながら源流の湧水や遺跡を訪ねた。また、松ヶ房ダムで農業用水の管理の様子も見学した。

『宇多川源流と遺跡探索コースマップはこちら』

源流を目指し霊山林道(水源点検用道路)を行く
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渓流の音を左に聞き林道を進む
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日枝神社に向かって稜線を進む
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日枝神社奥の院前で
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独鈷清水(宇多川へと続く一滴か?)
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霊山寺跡(寺屋敷遺跡)
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紅葉清水(宇多川へと続く最初の一滴か?)
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疲れた体を癒す楽しい昼食
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「ウシガエル駆除」活動

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私たちが活動する相馬市鵜ノ尾岬近くの小さな池に絶滅危惧など希少種の昆虫やヤゴが生育しており、震災後もかろうじて生き延びていました。ところが2015年に初めて上記の池で外来種のウシガエルを発見。恐らく津波で池に運ばれてきたものが住み着いたものと思われます。ウシガエルは繁殖力が強く、大食で動くものを何でも食べてしまうことから、このウシガエルを駆除することになりました。

福島虫の会の三田村敏正さんの呼びかけで専門家らが集まり池に罠を仕掛けました。はぜっ子倶楽部会員は三田村さんの駆除と調査に同行し、罠の引き上げや記録のお手伝いをしています。
15個の罠に4~5匹ほどかかり2年位で駆除は終了する見込みです。

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水生生物を網ですくい集めて観察、記録する。(2016.10.02 撮影)

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巨大なウシガエルのオタマジャクシ。
オタマジャクシのまま越冬する。(2016.10.02撮影)

写真-2(胃の内容物調査)
ウシガエルを捕獲したら胃の内容物をチェック。(2016.10.02)

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「松川浦の昆虫たち?震災後の松川浦はどうなったのか?」
 三田村 敏正 氏

日時:2015年7月20日(月)海の日、14時~16時
 
場所:福島市 アクティブシニアセンター「アオウゼ」
    (ダイユーエイトMAX4階)

★お申込みは、アオウゼまでお電話(024-533-2344)か直接。
 当日、余裕がある場合は当日参加も可能です。

震災後から4年間、松川浦で行った昆虫調査の内容から、
昆虫たちがどのように変わったのか?元に戻るのか?を考えます。

※6月20日発行のアオウゼ通信でも紹介される予定です。 

お陰さまで、1本も枯れずに順調に生育しています!

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松川浦希望の森定点観測、
お陰様で、順調に生育しています。
連休中の乾きと暑さの中、はぜっ子倶楽部のメンバーが水やりをしました。
そのお陰か、1本も弱った様子もなく力強く成長しています。
 
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植林にご参加くださりありがとうございました!

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4月29日、はぜっ子倶楽部&日本野鳥の会福島県相双支部主催の松川浦大洲海岸の植林にご参加くださり、ありがとうございました!
100名の参加を予定して準備していましたが、それを上回る180名の方々が遠くは京都、関東方面からもご参加くださり、豚汁の追加の材料を求めに走るなど、嬉しい悲鳴でした!

植林後、国有林の植林地を囲む柵に落書きをしてもらいました。すると地元で家を流された方のこんなメッセージが残っていました。
「家もなく、来る時がないけど、この松を見に来ることができます。お世話をしてくれてありがとうございます。ここからすぐみなとが見えるのでうれしいです」人の喜ぶことをやるのがボランティアの醍醐味であって、それを実感できる1日でした!暑い日が続いていて、植えたばかりの苗が心配ですが、朝霧が優しく苗を包んでくれることを祈っています。

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日本版トリュフ「松露」と海岸防災林の関係

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松川浦の環境保護団体はぜっ子倶楽部は、2月28日に講演会を開催します。今年の講師は宮城県名取市で海岸林再生を行う市民活動団体の代表大橋信彦さん。

大橋さんらは地元の松ぼっくりから種を取り育苗していますが、松の生育のために「松露」を活用しているというのです。松露というのは、ダンゴ型のきのこで、松林の地中に発生します。日本版トリュフともいわれ、昔から食されているものですが、なかなかお目にかかれない幻のキノコになっています。

はぜっ子倶楽部は松川浦大洲海岸の国有林(0.45ha)に植林をすることになり、2月16日に国有林を管理する磐城森林管理局との間で調印し、春から植林が開始します。

松林の育成とともに松露を育て、「松露でまちおこし」なんてことも夢ではないかもしれません!松露饅頭、松露チョコも受けるかも…。

■講師:大橋信彦氏(ハマボウフウの会代表)
■とき:2015年2月28日13時30分~
■ところ:はまなす館会議室(相馬市小泉字高池357 ☎0244-36-1905)
■参加費:無料

松川浦の国有林植林地で調印式

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福島県立公園松川浦の大洲海岸は、津波で砂州と松林が壊滅しましたが、ここの国有林部分で、昨年11月から植林を開始しています。

関東森林管理局は、市民にこの国有林の一部、1区画0.15haを8区画開放するため、参加団体を募集していました。しかしここに応募したのが、我々松川浦の環境保護団体「はぜっ子倶楽部」と「日本野鳥の会福島県相双支部」の共同団体1つしかありませんでした。

で、国有林担当者から「3区画受け持ってほしい」との要請があり、苗木の入手を条件に、私たちは受入を決め、2月16日は現地で調印式がありました。

私たちはここを「松川浦・希望の森」と名付けました。しかし、それにしても、0.45haとは、結構な広さであります!春にはここに1,500本のクロマツの苗木と、松川浦によく自生している合歓や鬼ぐるみなど数種の木を少しだけ植えていくことになります。

干潟の観察会と絡めた植林イベントにしたいと思っていますので、ぜひ100年後の森のために、皆さんも木を植えに来てください。

震災復興と環境保護シンポジウムが開催されました

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2014年11月24日、
ラムサールネットワーク日本とはぜっ子倶楽部は、震災後、福島県相馬市にある松川浦がどのように再生し、復旧工事の中で環境保護に取り組んでいるか事例紹介とフリーディスカッションを開催しました。

報告:
黒沢高秀福島大学教授(植物)
鈴木孝男東北大学大学院助教(底生成物)
新妻香織(はぜっ子倶楽部代表)

 

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