カテゴリ

カテゴリ:講演会

2019年3月の行事報告

カテゴリ:

【ウシガエル駆除活動報告講演】

 東日本大震災後の2015(平成27)年、松川浦の池にウシガエルの生息が発見されました。外来種のウシガエルは大食で、在来種の水生昆虫やトンボの幼虫などを餌にしているため、ウシガエルを駆除しようと福島虫の会の三田村先生が立ち上がりました。

松川浦の自然を守る活動をしている「はぜっ子倶楽部」は2016年の駆除作業開始時からこの活動に協力しています。

三田村先生には、昨年2月の報告会に続き今年も過去3年間のデータを基に駆除活動状況を講演いただきました。

講演会は33日(日)1330分から、はまなす館(相馬市総合福祉センター)2階会議室で開催されました。

今回は、先生の講演の他に、ウシガエル駆除活動に参加している小中学生や会員の昆虫標本、作文や絵の授賞作品の発表もありました。

三田村先生の報告により、罠に入るウシガエルは極端に減っており、水生昆虫は少しずつ増えていることがわかりました。

また、今年も4月から罠かけが始まります。ご興味のある方はどうぞ活動にご参加ください。


〔講演資料〕

講演スライド(P1)
〔駆除作戦〕

講演スライド(P2)
〔ウシガエル生息調査地点〕

講演スライド(P3)
〔捕獲数の年次変化〕

講演スライド(P4)
〔水生昆虫〕

講演スライド(P5)
〔マツモムシの年次変化〕

講演スライド(P6)
〔ウシガエル駆除とマツモムシ個体数の推移〕

講演スライド(P7)

〔コオイムシの年次変化〕

講演スライド(P8)
〔ウシガエル駆除とコオイムシ個体数の推移〕 (右下は2018年)

講演スライド(P9)
〔マツモムシ発生数の年次変化〕

講演スライド(P10)
〔コオイムシ発生数の年次変化〕

講演スライド(P11)
〔ウシガエル駆除の効果〕

講演スライド(P12)
〔2019年の調査予定〕





2月の行事報告

カテゴリ:

 2月4日(日)13時30分から、「どうなった!鵜ノ尾岬のウシガエル駆除」をテーマに、はまなす館(相馬市総合福祉センター)2階会議室で三田村敏正氏の講演を開催しました。

三田村敏正氏は福島虫の会のメンバーで、成田にある福島県農業試験場相馬支場にお勤め。カエルの生態に詳しい稲葉修氏も同席して頂きました。参加者は22名(うち小学生4名)でした。「広報そうま」を見て参加された会員以外の皆さんは、2年前から三田村さんとはぜっ子倶楽部が鵜ノ尾岬で行っているウシガエルの駆除に興味津々。いろんな質問が飛び出しました。最後に、三田村さんが奄美大島の調査から連れてきた生きた「ゾウムシ」と「アシブトメミズムシ」に虫少年たちは夢中。一気に会員が4名も増えたのは、うれしい誤算でした。

                  三田村先生

① 三田村先生


ウシガエル生育状況調査域

② ウシガエル生育状況調査域


ウシガエル捕獲網と三田村先生③ ウシガエル捕獲網と三田村先生


マツモムシの発生消長(2012年~2015年)

④ マツモムシの発生消長

コオイムシの発生消長(2012年~2015年)

⑤ コオイムシの発生消長


ウシガエルの捕獲数(2016年)

⑥ ウシガエルの捕獲数(2016年)


ウシガエルの捕獲数(2017年)

⑦ ウシガエルの捕獲数(2017年)


ウシガエル駆除とマツモムシ個体数の関係

⑧ ウシガエル駆除とマツモムシ個体数の関係


ウシガエル捕獲数とコオイムシ個体数の関係

⑨ ウシガエル捕獲数とコオイムシ個体数の関係






カテゴリ:

1月23日(火)に「県立自然公園松川浦のこれから-福島県の方針を聞く」をテーマとした講演会を開催しました。講師は福島県相双地方振興局県民環境部県民生活課長の長峰勇一氏。会場は相馬市総合福祉センター(はまなす館)2階会議室で、19時から約2時間の講演でした。参加者は会員など12名。

講師作成の資料に基づいて、福島県が担当する復旧工事の概要などの説明を受けました。道路については29年度内に工事が完了すること。30年度には原釜・尾浜海水浴場が再開予定であり、松川浦大橋、川口公園、公園のトイレ、シャワーなどは復旧しているそうです。

復旧工事の他に県立松川浦自然公園で福島県が実施している取組として、自然保護指導員の設置や水質検査を行っているそうです。松川浦担当の指導員を1名配置し、一般の方々に対する指導・説明、美化清掃などの活動をしていること、水質検査は湾内(漁業権区域)、浦の出入り口付近、宇多川、小泉川で行っており、いずれも環境基準を満たしているとのことでした。

講演終了後、質疑応答があり活発な意見交換がありました。はぜっ子倶楽部からは、震災後に廃止された「県立自然の家を松川浦のビジターセンターとして復興してほしい」という願いを託しました。

カテゴリ:
「松川浦の昆虫たち?震災後の松川浦はどうなったのか?」
 三田村 敏正 氏

日時:2015年7月20日(月)海の日、14時~16時
 
場所:福島市 アクティブシニアセンター「アオウゼ」
    (ダイユーエイトMAX4階)

★お申込みは、アオウゼまでお電話(024-533-2344)か直接。
 当日、余裕がある場合は当日参加も可能です。

震災後から4年間、松川浦で行った昆虫調査の内容から、
昆虫たちがどのように変わったのか?元に戻るのか?を考えます。

※6月20日発行のアオウゼ通信でも紹介される予定です。 

日本版トリュフ「松露」と海岸防災林の関係

カテゴリ:
1506659_629750420486114_4727736487299764394_n
松川浦の環境保護団体はぜっ子倶楽部は、2月28日に講演会を開催します。今年の講師は宮城県名取市で海岸林再生を行う市民活動団体の代表大橋信彦さん。

大橋さんらは地元の松ぼっくりから種を取り育苗していますが、松の生育のために「松露」を活用しているというのです。松露というのは、ダンゴ型のきのこで、松林の地中に発生します。日本版トリュフともいわれ、昔から食されているものですが、なかなかお目にかかれない幻のキノコになっています。

はぜっ子倶楽部は松川浦大洲海岸の国有林(0.45ha)に植林をすることになり、2月16日に国有林を管理する磐城森林管理局との間で調印し、春から植林が開始します。

松林の育成とともに松露を育て、「松露でまちおこし」なんてことも夢ではないかもしれません!松露饅頭、松露チョコも受けるかも…。

■講師:大橋信彦氏(ハマボウフウの会代表)
■とき:2015年2月28日13時30分~
■ところ:はまなす館会議室(相馬市小泉字高池357 ☎0244-36-1905)
■参加費:無料

震災復興と環境保護シンポジウムが開催されました

カテゴリ:
10409201_580247125436444_6399831702738571412_n
2014年11月24日、
ラムサールネットワーク日本とはぜっ子倶楽部は、震災後、福島県相馬市にある松川浦がどのように再生し、復旧工事の中で環境保護に取り組んでいるか事例紹介とフリーディスカッションを開催しました。

報告:
黒沢高秀福島大学教授(植物)
鈴木孝男東北大学大学院助教(底生成物)
新妻香織(はぜっ子倶楽部代表)

 

絶滅危惧種“ヒヌマイトトンボ”について知ろう!

カテゴリ:
筑波大学大学院生命環境科学研究科教授、三重大学名誉教授、農学博士の渡辺 守先生をお招きして、はまなす館にて講演会を行い、厳しい寒さに拘わらず会場一杯に約90名と大勢の参加を得ました。はぜっ子倶楽部の会員以外に、ヒヌマイトトンボの住む近隣の方々、一般市民の方々、東北大や福島大の先生方、日頃ヒヌマイトトンボを観察している役所の方々など関心の広さを改めて感じました。

渡辺先生からは、伊勢湾にて2003年より既存生息地の隣にヨシを移植して、新たなヒヌマイトトンボの生息地作りを成功させた実績を踏まえ、詳しくヒヌマイトトンボについて説明して頂きました。
●トンボの卵は4週間位で幼虫(ヤゴ)になり、越冬する。このとき汽水域での塩分が保護となる。 しかし、この条件だけでは仇敵のアオモンイトトンボも生き延びる。
●ヒヌマイトトンボは暗い(相対照度10%以下)のところが好き、一方仇敵のアオモンイトトンボは明るいところが好き。よって、ヒヌマイトトンボを守るには、汽水を確保するだけでなくヨシの密度を高くする必要がある。
●羽化してトンボになる時期は5月下旬。 9月中旬ごろ成虫は死に絶える。
●羽化して5日間は未熟期で、その間に体色が変化していき成熟期に(30日間)入る。寿命は1ヶ月ほどであるが、食料条件等で実際の寿命は平均7.5日と短い。
●1回に25cm程度、1日に30~50回しか飛ばないので、動きの少ない部類といえる。
●成虫の食べ物はフナジラミやアブラムシ。

などをお聞きしました。 尚、6月26日には伊勢でフォーラムがあるそうです。

講演者の渡辺先生(右) 
toppage_image056

熱心に聞き入る参加者さんたち
toppage_image057

屎尿処理場跡地にできる相馬市環境公園について聞こう!

カテゴリ:
寒さの厳しい夜、講師の渡部 卓氏(相馬市企画政策課課長)を招いて開催しました。

(要旨)
・永らく細田地区で迷惑施設であった旧し尿処理場が、松川浦環境公園(仮称)として生まれ変わる。
・整備者は、相馬市と新地町で組織する相馬方部衛生組合。 平成22年の4月に供用開始予定。
・総事業費は7,700万円、「電源地域振興・地域資源活用化事業」の助成を活用する。運営経費(300万円弱)は市と町の両者が人口比で負担し、指定管理者による管理によりNPOに委託する。
・①環境教育の場及び②いこいの場とする考え。最終的な事業内容は、2月下旬の組合総会で決まる。管理棟(多目的ルームあり)、研修棟、周囲敷地内の自然公園からなる。2つの建物は事前許可制で、無料。環境DVDの映写など計画中。新規開発の“中野の清水”もペットボトルにして販売を考えている。

(主な質問・意見)
・環境に関するどんな掲示やDVD映写をやるのか?
・事前許可が必要な場合、ウオーキング等で立ち寄る人に不便では?
・松川浦には一見雑草に見えるが18種の絶滅危惧種植物がいるが、公園整備に安易に植え替えると危険!
・公園隣接地はヒヌマイトトンボやヒカリモで知られており、多くの人が関心を持ち保全に努力していて、それらと公園運営は切り離せない筈。その一人としてはぜっ子倶楽部は、公園運営の趣旨に「ヒヌマイトトンボやヒカリモとの一体運営」を入れて欲しい。趣旨が漠然とし公園孤立運営とも聞こえ意味がないと思える!

(回答)
いくつかの意見は出ていて認識されているが、最終的には2月下旬の組合総会決定と委託NPOに委ねられる。

公園の渡部課長
toppage_image060

聞き入る参加者さんたち
toppage_image062

建設中の環境公園施設
toppage_image061

[定例学習] 松川浦歴史探訪・その1 「下り松の記憶をひも解く」

カテゴリ:
講師に飯土井光毅さん(細田地区区長)と松田重信さん(細田地区在住・元高校教諭)を迎え、はまなす館 2階 会議室にて行い、12名の参加がありました。
 
海辺の道路が出来る以前には杭が並んだ道の上を歩いた話、戦時中に隧道を掘った朝鮮人の人たちとの交流の話など、今や歴史と言える話が次ぎ次ぎに出ました。ある参加者は、伊能忠敬が松川浦周辺を調査した時の村落戸数のデータを持参していました。

toppage_image071

講演する飯土井氏(左)と松田氏
toppage_image070

講演会:宮城県の湿地の条約登録に携わって~松川浦も目指せ、ラムサール条約!第5弾~

カテゴリ:
呉地正行氏(日本雁を保護する会会長)を迎えて、講演会を行いました。 自ら水田で農業を営みながら、伊豆沼、蕪栗沼、化女沼の3つの湿地をラムサール登録に導いただけあって、説得力のある質疑応答を含む2時間の講演でした。

雁は片道4000kmを飛んで日本にやってくる。驚く程の体力である。 最近の保護で数は増えたが、飛来生息地が減少したままである。沼など湿地が減少したことと、水田農業が、湿田から乾田、更に超水田と冬場の水を少なくしてきているためである。

そこで、農業と渡り鳥(雁など)の共生を目指している。 雁に選ばれた田んぼとして”冬みず田んぼ”を展開し、生きものがいる田んぼでとれた米は、安心でおいしいと評価を得ており、故に、冬みず田んぼ米、ラムサール米と呼ばれブランド米になっている。

松川浦も周囲の農業・田んぼを含めて、賢明な利用を目指す取り組みをするとよい。
 
toppage_image103
講演者の呉地氏 水田を巡る諸関係の説明図

このページのトップヘ

見出し画像
×